総合工学プログラムとは

学科の垣根を取り払うと、次の工学が見えてくる。

例えば携帯電話ひとつにも機械、電気・電子、情報、数学、物理、化学と多彩な技術が応用されているように、高度情報化社会の技術者には、他分野と連携できる知識や視野が欠かせません。

そんな時代の要請を受け新設したのが、学科の垣根を越えて工学全域を学べる「総合工学プログラム」。 幅広い理工系の知識はもちろん、文系的要素や語学力も身につけ、新たな分野を開拓できる工学技術のゼネラリストを育成します。

まずは広く学んで専門分野を探りたい人から、
異分野と連携して工学の新領域に挑みたい人まで、広く門戸を開放します。

MESSAGE
総合工学プログラム 主任

田村 忠久 教授

主任からのご挨拶

人間を取り巻く社会環境の複雑化やグローバル化の進展などに伴い、工学技術も従来の分野を超えた新しい展開をみせています。そうしたなか、幅広く工学技術の基礎知識とスキルを修得した「工学ゼネラリスト」の活躍の場は、製造業だけでなく、金融・サービス業や公務員などにも広がっています。本プログラムで学ぶ条件、それは「興味と好奇心」。科学技術分野はもちろん、人間や生活文化、社会への興味を持ち、海外の人々とのコミュニケーションにも意欲をもつ、そんな皆さんの入学を期待しています。

4つの特色

学修の流れ

1年次

幅広い工学の基礎知識と技術を学ぶ

理数系科目を中心に工学全般の基礎知識を幅広く修得。入学後すぐ始まる実験では科学技術を体験的に学びます。

2年次

問題解決型の演習に取り組む

2年次では、プロジェクトチームを組んで問題解決型の演習(グループワーク)に取り組みます。

グループワークの3つの学修領域

環境・エネルギー工学

効率のよいエネルギーの利用・輸送・貯蔵・廃棄物の処理や再利用、再生を考慮した製品設計について学修します。

生体機能・医用工学

医療や福祉の分野と工学技術を結びつけ、予防・診断・治療や介護・看護などについて学修します。

コンピュータ応用工学

シミュレーションや統計処理などを応用して様々な先端技術を融合し、課題解決できる技術分野について学修します。

3年次

研究室に所属して卒業研究の準備を進める

自分の興味に合った研究室に所属し、指導教員のもと専門知識・技術を修得していきます。

4年次

卒業研究を通じて新時代の総合エンジニアを目指す

工学の全領域と実用的な語学力を自分のものとし、さらに卒業研究を完成させて、世界で活躍できる総合エンジニアの第一歩を踏み出します。

図:総合工学プログラム学修の流れ図:総合工学プログラム学修の流れ

4年間の学びシミュレーション

総合工学プログラムでは3年次から学ぶ研究室を、自分の興味に合わせて選択することができます。

質問に対する選択肢から、自分に当てはまるものを選んでください。 総合工学プログラムおすすめの研究室をご提案します。

4年間の学びシミュレーション